2024.6.22 ライブレポート音楽イベント「山羊と月」at 長野

更新日：11月2日

6月22日、forcolaは長野県小諸市の音楽ライブイベント「山羊と月」に参加しました。東京を飛び出しての初の演奏となりました。半分、旅行記みたいになりますが、お読みいただければ幸いです。

ライブのチラシはすっかり夜のイメージですが、実際のところは昼からの演奏でした。

小諸市教育委員会の後援を得て、このチラシは小諸市内のいろいろなところにて配布されました。

ライブ会場のサロン・ド・ヴェールは長野県小諸の木々に囲まれた静かなアートギャラリーです。昨年の2023.11.12のライブで、Senのvocal 千成郁子さんとの共演を通じて、長野・小諸を中心として活動されているオギタカさんとのつながりができ、グランドピアノがある会場ということで共演の場所として選ばれました。

会場にはサロン・ド・ヴェールのオウナーである田中孝道さんの写真作品(※)がちょうど展示されており、美術作品と音楽のコラボレーションになりました。

※自作のピンホールカメラで撮影、現像後にネガを定着させずに放置することで現像液の残りが空気を吸って様々に変化することを利用して作られた作品。

梅雨のさなかでありましたが、天候に恵まれて、穏やかな気候の中で演奏することができました。

演奏内容

イベントの出演は

　・forcola　（piano:塚本光一、vocal:梅原貴子）

　・Sen　(vo&guiter:千成郁子、guiter:吉田茂生）

　・オギタカ + 星山剛　(vo＆piano:オギタカ、Blues Harp:星山剛）

の3組。

1. forcola

forcolaは以下の曲目を演奏しました。

(1) Eosphorus

(2) Steps of Halcyons

(3) 希望の九月

(4) おもいで

(5) Another Day to Fly

(6) 長雨の終わりに

(7) Serenity

(8) Sister's Profile

(9) サリーナの宝

最新アルバム「into the moment」を中心として、forcolaの音楽を紹介するための選曲としました。短めのインストをはさむ形にしましたが、今見返してみると曲数多いですね汗。

最初のEosphorusは田中孝道さんの作品や会場の雰囲気にあう予感がして、森の静寂の中、現像液に吸われる大気や粒子のイメージをもって弾いてみました。参考↓

さて演奏を終えた梅原は感極まったのかどういうわけか足がつってしまい、あわや緊急事態。優しき小諸のお母さまにマッサージをしてもらうことになりました。小諸のみなさまのあたたかさを知る一幕でしたが、すっかり「足をつるシンガー」として名を残すことになってしまいました。

2. Sen

Senのお二人の安定したサウンドは小諸の森にとても馴染んで、鳥の声、木々の揺れる音、焚火のはぜる音、すべてに調和していました。

「夕空」と「獅子座流星群」（長野で録音した曲）の2曲はforcolaとの共演になりました。

3. オギタカ＋星山剛

オギタカさんのオリジナル曲＋「上を向いて歩こう」(坂本九)。お二人がとても楽しそうに演奏していたのが印象的です。オギタカさんの美しい曲「祈る」ではギターの吉田さんも入り、とても彩り豊かなサウンドになりました。

最後に今回のつながりのきっかけとなったオギタカさんの曲「さよなら」を、オギタカさんと千成さんが塚本のピアノにのせて歌いました。

オギタカさんが歌った曲を、千成さんが東京で歌い、それを聞いた塚本がピアノソロで弾いて、という一連の音楽のリレーは、オギタカさん住まう小諸でいったんの終着点を迎えることになりました。

アンコールはforcola + Senに任され、4人で千成さんの曲「うれしいことば」を演奏。ギターの吉田さんがコードを度忘れし、塚本がリードして進めるうちにだんだん記憶を取り戻すという、いかにもライブならではの展開になり、お客様にも楽しんでいただけたのではないでしょうか（お酒が入っていたせいかどうかは定かではありません笑）。